モデルルームの展示会には見学に行くべき?
2020年07月13日注文住宅でマイホームを建築したいときに訪れることが多いのが、各社のハウスメーカーが主催しているモデルルームの展示場ではないでしょうか。大手のハウスメーカーもモデルハウスを出展しており、効率的に各社の住宅の工法などの知識を得ることができるので訪問することのメリットは大きいといえます。しかし注文住宅の建築を計画した段階では、初めて住宅展示会に脚を運んでも、何を見ればいいのか戸惑うのが現実です。そこでモデルハウスの展示会を訪問するときの注意点を検討しておきます。初めて展示会のモデルハウスを訪れるときは、目的を明確にしておくのがポイントです。実際の展示場では色々な設備をみて、間取りなどの具体的イメージを得ることができます。初回の訪問では予算で建築できる家を把握することと家づくりに関する基礎知識の習得を主な目的にしておくのがお勧めです。
注文住宅を建築するにしても用意できる予算がありますが、その予算で現実にどの程度のクオリティの住宅を建築できるのかを具体的に確認することが重要です。家づくりは人生でも稀有な経験であるため、予算に見合った家のイメージは創造するのは困難だからこそ、実物で確認することは有意義です。その際には各ハウスメーカーの担当者に、想定している予算でどれほどの住宅を建築できるかを確認すると良いでしょう。ハウスメーカーによっても価格帯は大きく異なります。ハイエンドなシリーズが充実しているメーカーもあれば、ローコスト住宅に傾注しているメーカーもあります。二社程度では予算不足の印象でも、何社か話を聞いてみるうちに予算の枠内で条件にあった注文住宅が可能な場合もあるものです。
建売住宅とは違って注文住宅は、施主もある程度行動することが必要です。間取りや床面積などのプランの検討に始まり、住宅ローンの手続きや契約・設計・施工から引き渡しに至るまでの流れなどの基礎的知識を抑えていきます。注文住宅に関する基礎知識は、書籍やインターネットなどでも入手できますが、実物を見学しながら知識を得ることでより具体的に家づくりのありようをイメージすることができるはずです。ただ展示会のモデルハウスは、見た目の印象をよくするためにグレードの高いモデルルームの仕上がりになっているのが一般的です。グレードの高いモデルルームを前提にしていると、打ち合わせている住宅とは具体的イメージが異なることになるので注意してください。